誠信堂徒然日記

まちづくり、地域のこと、旅行記、教育や社会問題等徒然と。

2ヶ月経って

5月も終わり。2015年度が始まって、2ヶ月が過ぎた。

5月最後の勤務日は、朝から地域と大学の共同研究に関する打ち合わせ。専門の文化政策に関わる案件なので、興味あり。一方で自治文化政策(こちらの研究はこれまで手薄であった)について、どう考えていくかはこれからの共同研究の中である一定の答えを出したい。

また、学生の学びとの接続をどうするか、色々な可能性を考えながら、関係者との話し合いの場を持つのが6月にやるべきことか。

その後すぐに授業。いよいよ来月はフィールドワークに入るので、その日程調整やグループ分け。内容は、地域に入り、「ネタ」を見つけ、それについて取材し、新聞を作る、というもの。こちらも地域との協働で取り組むプロジェクトベースの授業。アウトプットがどのようなものになるかはなかなか読みづらいところがあるものの、地域からのリアルな課題や声に対して、学生がどのように取り組んでいくか、これからが楽しみ。

夜は場所を移して、有志メンバーで取り組んでいる研究会。難しい課題に取り組んでいるため、なかなか方向性が見えず、具体のアクションに移せずに時が経っていたが、メンバーの一声がきっかけでかなりブレークダウンできてきた。こちらは博士論文で取り組んできたテーマとも関係の深い内容。当時の研究テーマはしばらく「お蔵入り」していたが、ここでの取り組みを通じて自分の研究もブレークダウンできるか。そして、大学と地域の共同研究との接続可能性も考えながら実践していくのか。これは「今年度の」テーマ。

新年度、職場が変わって2ヶ月。着任早々、かなりのハイペースで動いてきて、なかなかこれまでを振り返ったり、先を見越したことができなかった。それに長男の誕生という大きなイベントや、風邪をこじらせたりで自分のペースをつかめないまま2ヶ月が過ぎた。

ただ、2ヶ月が経って、仕事のペース、生活のペースもだいぶつかめてきたし、様々な課題も見えてきつつある。個別の案件も、「あれとこれを結びつけたらもっと面白くなるかも」ということを考える余裕も出てきた。「活用できていない」「しばらく放っていた」「結びついていない」ものを結びつけ、相乗効果を生む、あるいはおもしろくなるものを生み出していくのが次のアクションなのかもしれない。